大野謹慶


NEWS & DOARY

2012.08.07

幸せっていったいなんだろう・・・

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生まれてきたことが幸せなのだろうか?
生きていることが幸せ?
もちろん、死んでしまっては幸せを感じることさえできない。

仏教経典によると、四苦八苦という言葉が出てくる。
生老病死の4つの苦しみに、
会いたくない憎らしい人に会わなければならない苦しみ。
愛する人と別れなければならない苦しみ。
欲しいものが手に入らない苦しみ。
五感に感じる様々な苦しみ。
この4つを加えて、八苦になるらしい。

このように、たくさんの苦しみに満ちたこの世に生を受ける苦しみ・・・
ということは、生まれたことは幸せではないのか?

歳をとることや、病気になること、そして・・・
死という現実を受け入れなければならないのは、確かに苦しいことだ。

この歳になってくると、特にあらゆる老化現象に対して苦しんでいる。

そして先進国になればなるほど、借金苦という状況にも陥りやすい。
浪費やギャンブルでの借金だけではなく、
会社の倒産や突然の解雇などにより、収入が途絶えてしまう。
それにより、住宅や車のローンが払えない・・・
生活費が足りない・・・
そのような苦しみに悩む人も多い。

では、お金があれば幸せになるのか?

それはハッキリ言って間違いである。
確かにお金は便利であるが、持つことで苦しみが大きくなることさえある。
そして、お金がないときには考えもしなかった新たな苦しみに悩む場合もある。

今思えば、自分はお金がなくて一生懸命に働いていた30代前半の頃が、一番幸せだったと思う。
それは夢と希望に満ち溢れ、毎日が充実していたからだ。

昔のことだから、苦しいことや、イヤなことは忘れてしまったのかもしれないけど。

今、幸せじゃないのか?と問われれば、きっと幸せだよ!と答えるし、
周囲の人が僕を見ると、とても幸せな人生だと思うはずだ。

かなり高額なものは別だが、欲しいものはある程度なんでも買える。
いつでも好きなときに好きなだけ旅行にもいける。
眠りたいときに眠って、起きたいときに起きる。
食べたいときに好きなだけ食べ、遊びたいときに飽きるまで遊ぶ。

たくさんの子供たちにも恵まれ、みんな元気で仲良く暮らしている。
過去の奥さんも含めて、女性にもとても恵まれている。

いったい、何に不満があるのだろうか?
と、周囲からよく言われる。

こんな自分でも、他人にはなかなか話せない悩みや不安もあることは確かだ。
それは

とても贅沢な悩みなのかもしれない。

自分でもわからなくなってきている。

ただ一つだけ確かなことは、
幸せというもののカタチは決して一つではないということ。
色々な幸せが、人生の中にはある。

それは、家族だったり・・・
愛する人と一緒に居るときだったり・・・
人の笑顔に触れたときだったり・・・
欲しいものが手に入ったときだったり・・・
試験に受かったり・・・
大好きな友達と遊んでいるときだったり・・・
美味しいものを食べているときだったり・・・

僕は完全に六道輪廻の世界を漂っている。

頭を整理して、次回に書いてみます。

 

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